素敵なクロスステッチの図案集が、2018年夏に発売されました。
すぐに手に入れ、かわいいなあと眺めていました。
表紙を見るだけでも、落ち着きます。
私は、今までミースブロッホさんの図案を手にしたことがなかったので
初めてじっくりと図案を見る事ができました。
発売以降、作品を作られた方をInstagramではたくさん拝見しました。
その度に良いなー。かわいいなあ。
私も挑戦しようと思っては眺めて、最近、やっとクリスマスの図案を始めることができましたので、本の内容も少しご紹介したいと思います。

ミース・ブロッホさん
1907ー1999年
オランダのイラストレーターとしてご活躍され、
DMCの冊子にクロスステッチデザインを提供、クロスステッチ図案デザイン、
クロスステッチ図案集を発表された方です。
想いの込められた一冊
DMCの冊子や、オランダの出版社の手芸誌で、
多くの図案を発表されていたにも関わらず残っている出版物が少ないということで、
ミースさんのお嬢さんとパリ在住の日本人の方のご尽力により
今回こちらの書籍が、日本ヴォーグ社さんから出版される事が決まったそうです。
良い図案だからこそ、素晴らしいからこそ、残したい、伝えたいという、強いお気持ちが生まれ、想いが形になり、私たちの手もとに届いたということでしょう。
多くの方が楽しめる本の構成
子供たち、町の人たち、動物、植物、鳥、童話、街の風景様々なデザインが掲載されています。
人それぞれ好みがありますが、この図案集は広くカバーされているので
あ、私はこれが好き!というデザインがどこかに見つかるのではないかなと思います。
一部だけ使うのもおすすめ
挑戦したいけど、大きな図案だから無理とか言わないでくださいね。
一部だけ取り出して作ると、思ったより短時間で完成します。
一箇所だけを使ってもかわいいですよ。
本の中にも、二羽のカモの部分を使って楕円のブローチを作ってあります。
このブローチのように、自分の気に入った物を使ってクロスステッチをすると
大きなものは完成させる自信がないという方も、たくさん楽しめると思います。
こちらの男の子一人ですが、ここだけ刺繍してもかわいいと思いませんか?

そして、図案が細かいように見えますが、
バックステッチの無い分、そこまで細かい感じはしません。
でも、生き物の動きは表現されていたり、
植物の細かい部分まで、見逃されてはいません。
出来上がりは小さい図案でも、存在感があって良い感じに仕上がります。
超個人的な気になるところ
「かえる」の図案、珍しいけど・・・
かわいいという方もいらっしゃるけど・・・私は物心ついた時から、ダメなのです。
家の前には、多くの田んぼが広がる田舎で育ったにも関わらず、苦手。
挑戦することは無さそうです。
かえるさんの部分には、勝手に別の生き物を入れることになると思います。
(ミースさん、すみません)
超個人的ですが、ちょっと書いてみました。
どんな生地を使ったらいいのかな?
私、この表紙の生地を見た時、
え、これどこに売ってるの?
こちら(地方の町)では見て買うことできないし。
そんなことを思いました。
図案部分には、リネン○○カウントという表示のみですので、分かりません。
私の解釈では、自分の好きな生地を選べば良いのではないかと思います。
クロスステッチ用のリネンが使われていますが、アイーダやジャバクロスでも良いと思います。
この図案集の中にも
”お好きな布にステッチしてミース・ブロッホの世界をお楽しみください”
このように書かれています。
そうは言っても、表紙の生地の色、良いですよねー。
調べたところInstagram経由で分かりました!
表紙の「ロンド」に使われているのは、
Permin(ペルミン) Riviera Aquaという色の生地だとのことです。
クロスステッチ用の生地を扱っているお店で、カラーリネンから探してみてください。
○参考までに
ステッチハウスさん
BABY CINNAMON(ベイビーシナモン)さんでは、
多くカラーリネンが取り扱われています。
私が挑戦したもの
これまた全部やってみたくなるのですが、
クリスマスに向けて「メリークリスマス!」というデザインに挑戦しました。
持っていたDMCのリネンを使っています。

今後予定しているのは、クラッシックカーシリーズです。
男子率高い我が家には、ふさわしいデザインかなーと思っています。
楽しみです。
まとめ
こんな素敵な図案集が発売されるのは、クロスステッチファンとしては本当にありがたいです。
クロスステッチの図案は、古くからたくさん発行されているようですが
気になって欲しくなっても、増刷がなく手に入らないものも多いです。
ものすごく高額になっている図案集もあります。
そんななか、オランダで発表されたデザインが日本で復刻されるのは意味のあることですね。
また、作品として残していくのも、意味のあることだと思います。
この図案集が、これからも残されることを願いつつ、針を進ませることにします。