クロスステッチの図案集の中でも、私が個人的に気に入っている一冊をご紹介します。気に入った部分だけを使うことも、組み合わせて大きく使うこともできる図案が掲載されています。
「クロス・ステッチ復刻図案集」学研
学研パブリッシンングから発行されているこの本は、昭和30年代から50年代に発行されたクロスステッチの図案が元となっています。
当時、雄鶏社から発行された書籍は、現在、入手困難となっています。
このようにして、復刻版が発行されることに、クロスステッチファンとしてはありがたく思います。
気に入っている点
それでは、私が気に入っている点を紹介いたします。
具体的な図案の画像は掲載することができません。
私の説明では、伝わりにくい部分もあると思います。
気になる方は、書店で手にとってみてくださいね。
図案の種類が豊富
植物、動物、建物と乗り物、幾何学模様、クラシカルな図案、アルファベットの項目に分けられていて、それぞれ多くの図案が掲載されています。
エレガントなお花の図案もあれば、お子さんの持ち物のちょっと刺繍したくなるような可愛い動物や車の図案もあって、出番が多いかと思われます。
難易度が低め
短時間で刺し終わりそうな図案も、たくさんあります。
少し大きな図案もありますが、幾何学模様は繰り返しのデザインが多いだけで、特に複雑という感じではありません。
ホルベインステッチ、ストレートステッチ、フレンチノット、スリークォーターステッチなど、今まで経験のないステッチが出てくるかもしれませんが、ほんの一部です。
もし、このようなステッチを知らなくても、刺し方の説明が掲載されていますので、安心です。
DMCの25番刺繍糸の色番号
DMCの刺繍糸の色番号で表示されています。
DMCの25番刺繍糸を、普段から使っている方は、お手持ちがあればすぐに刺し始めることができます。
DMC以外のメーカーさんの刺繍糸がお手元にある方は、刺繍糸の色番号変換表などを使用するという方法もありますし、持っている糸に変更して刺しても構わないものもあります。
少し残念な点
私個人的には、気に入っている部分が多いので、特に気にはならないのですが、あえていうならということで、残念な点も書いておきます。
参考写真の掲載がない
この図案を使用して製作した参考作品の掲載がありません。
そのため、イメージが付きにくいというデメリットがあるかもしれません。
それでも、カラー表示ですので、ある程度は想像できます。
参考作品は、掲載されていないほうが、完成が楽しみという考え方もできますね。
マス目が数えにくい
この図案集は、5マス、10マス毎に太い線が引かれていません。
私は、拡大コピーしたあと、5マス毎に線を書き加えています。
ちょっとだけ手間がかかるという程度です。
小さな図案なので、特にマス目を数えないから大丈夫という方は、問題ないですね。
まとめ
この図案集は、私の息子が保育園時代に出会いたかったと思った一冊です。
50マスくらいで構成されたヒヨコとか、車なんて、タオルとかハンカチに付いていたら、めっちゃ喜んでくれたのではないかと思います。
今は、息子に刺繍をした物を持たせることなんてないので、自分が使う物にちょっとクロスステッチを加えて楽しみます。
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